こぼれ話その1

この写真は中学2年の夏休みに、秋の労作展に出すために作った船体が木製、ハウスはプラ板の貨物船の模型です。実在しない北見丸という船名で、なぜか大阪商船のファンネルマークです。

作り方は角材の竜骨にベニヤを使った肋骨を立てて、船体は薄い木を張るという本格的なもので、初めて作った割にはよく出来ました。おまけに機関室部分にモーターを取り付け、1軸のスクリューが回転し、また航海灯(前後のマスト、船尾:白、右舷:緑、左舷:赤)も点灯しました。

苦労の甲斐があって労作展では技術科の賞をいただきました。

残念なことに、この模型はその後引越しの際に破損し、捨ててしまい残っていません。

以後は紙製の水線上模型に転向したので、作者の唯一の木製模型です。

 

こぼれ話その2

これは戦前のイギリス戦艦ロドネーです(HMS RODNEY。HMSはHer Majesty Shipの略)。年配の方なら世界の7大戦艦の1隻として同型艦ネルソンとともにご存知の方がおられるでしょう。主砲塔をすべて前甲板に集中した独特の艦容が個性的です。それが気になり模型を製作しました。基準排水量33,730トン、全長216.4m、40.6cm砲9門、縮尺は商船模型と同じ200分の1です。