にっぽん丸その29

7階の前半部分ができました。最前部のホライズンラウンジは大きな窓が連続していて、前方が実によく見える公室です。ここからは甲板に出ることが可能で、船好きにとってはたまらない場所です。

写真を見ればよくわかると思いますが、この7階は右舷と左舷で窓の配置が大きく異なっています。乗り物の中で、船ほど左右の外観が異なることが多いものはありません。車は基本的に左右対称ですし、電車、飛行機もそうです。

そして船の図面で一番ポピュラーで、模型作りにとても役立つ「一般配置図(General Arrangement)」では側面図は右舷のものと決められているため、左舷の様子は写真が頼りです。模型作りの難しさのひとつの例と思います。

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コメント: 1
  • #1

    SEA BIRD (火曜日, 26 7月 2022 12:01)

    実船の工作図(製作用の図面)で、両舷で構造が異なる場合は、「P.only」(左舷のみ)とか「S.only」(右舷のみ)と表記されていたと思います。時々カッティングプランを作る担当者が間違えて両舷対象にしてしまうケースがありました。その時は開けた穴を塞いだり、結構、余計な作業となります。紙ならまだいいのですが鋼板ですから。