にっぽん丸その52

テンダーボートが完成しました。長さ6センチちょっと、幅は2センチくらいですが、幅の半分は本船の船体から外側にはみ出ています。岸壁に接舷する場合でも、この高さであればどこかに当たる、ということはないのでよいのでしょう。

最近のクルーズ客船では、このようにボートが舷側からはみ出ているものが多いですが、作者としては、なんとなく違和感を持ってしまいます。

にっぽん丸のクルーズのパンフレットを見ると、いくつかの寄港地では通船で上陸、という記載がありますので、この場合はテンダーボートを海面に降ろしてお客さんを運ぶものと思いがちですが、実際には、大人の事情により地元の漁船や小型観光船で上陸させることがあり、テンダーボートを使うことはあまりありません(本船の乗組員もそのほうが楽ですし)。

実は作者も過去乗船したクルーズでテンダーボートに乗ったことは1回しかありません。それは南の無人島に寄港したときでした。

テンダーボートに乗ることは楽しいですが、作者はまずボートダヴィットを操作しテンダーボートを降ろす様子を見たいですし、またテンダーボートを引き上げて格納する作業もとても興味深いです。ですので、ひとつのクルーズのイベントとしてテンダーボートを使う、というのも企画としてありかな、と思います。しかし、ただでさえ多忙な乗組員の負担になりますので難しいかなあ。